こんにちは、土壁事業部のナオキ(仮)です。
はじめましての方は初めまして。
どんどん気温が上がってきて、夏がきたと感じますね。
みなさん夏バテや熱中症に気をつけてください!
ちなみに夏バテには、疲労回復に有効な栄養素ビタミンB1が効果的です。
ビタミンB1が多く含まれる食べ物には、豚肉やゴマ、うなぎ、玄米などがあります。
豚肉のビタミンB1には、ニンニクに含まれるアリシンという栄養素と一緒にとると吸収率が高くなります。
私の場合はカレーなどにして豚肉とニンニクを入れて調理師し、ビタミンB1を効率的に摂取できるよう考えたりしています。
機会がありましたらお試しください!
それでは、本日のテーマ【モールテックス】についてお話させていただきます。
★目次★
・モールテックスとは
・モルタルとコンクリートの違い
・モールテックスのメリット/デメリット
■モールテックスとは
モールテックスは、ベルギーのBEAL(ビール)社が開発した薄塗りの鉱物性左官塗材です。
モルタルに近い材料でできていますが、専用の粉体と樹脂などをまぜて作られています。
屋内外の使用を問わず、特徴的な意匠性と高い機能性を併せ持っています。
コンクリートやタデラクト※1のような鉱物性の表情を、浴室、床、キッチン、家具、什器などに与えることができます。
色も様々であらゆる下地へ塗付け可能です。
※1.タデラクト
モロッコに伝わる石で磨く伝統的な塗り壁で耐水性に優れている。
見た目は日本の漆喰磨きにも似ている。
タデラクト
■モルタルとコンクリートの違い
まず、セメントに水と砂をまぜてできるのがモルタルです。
そのモルタルに砂利を加えるとコンクリートになります。
ちなみに柔軟性はモルタルが上、強度はコンクリートが上といった感じです。
モルタルは、ブロックの目地や仕上げ材に使われることが多く、コンクリートは建築物の基礎部分や壁などの構造体として使用されることが多いです。
■モールテックスのメリット/デメリット
~ メリット ~
①防水性がある
モールテックスは水を通さず溶けないという性質をもっており、キッチンや洗面所、浴室、プールなど水回りにも採用されています。
②耐久性がある
塗圧2~3mm程の薄塗で強靭な仕上げ層を作ることができます。
表面の強度はコンクリートよりもはるかに上です!
③デザイン性がありバリエーション豊富
標準カラーが64色に加え、色調に変化をつけることができます。
生活空間の様々なシーンで、幅広いデザインを追求できます。
~ デメリット ~
①費用が高い
モールテックスは、下地塗り、2層塗り+追っかけ仕上げ、研磨、保護剤塗布と複雑な工程になっており、認定を受けた職人でなければ扱うことができません。
その為、費用が高くなる傾向にあります。
②定期的なメンテナンスが必要
防水性や耐久性に優れているモールテックスですが、美しさを保つために定期的に保護剤を塗り直すなどの定期的なメンテナスが必要になります。
※保護剤の種類によりメンテナンス頻度は異なります。
※3年~5年の頻度、年に4回の頻度で塗り重ね等々。
みなさんいかがでしたでしょうか。
内部外部OK、水熱にも強く、意匠性と高い機能性を併せ持ったモールテックス。
優美に広がり、展開していく空間。
多岐に富んだ生活空間の演出をお手伝いさせていただけましたら幸甚です。
西澤工業㈱では、「建築物を通じて社会に貢献する」を理念にたくさんの仲間、ご協力くださっている会社の皆様とともに着実な成果を上げるため、安全で衛生的な職場環境づくりや、優れた人材の育成、そして開発研究による技術革新に力を注いでいます。
今後とも宜しくお願いいたします。