慰霊塔の御影洗い出し
安中の文化センター内にある安中市の戦没者の慰霊塔(忠霊塔)
の屋根部分の補修を依頼されました。
調査すると、屋根部、本体壁は御影石の洗い出しで仕上げてあり
正面に「忠霊」と刻まれた石が埋め込んであります。
屋根部分の傷みかた、土台部分の苔の生え方からして
多分40~50年ほど前に作られた感じの塔でした。
塔本体は、軒のある屋根があるためか、ほとんど傷んで
いませんでした。

↑ 施工前全景

↑ 施工前 屋根欠損あり
計画としては、苔や汚れをケレンして洗浄し
屋根は下地モルタルを打ち直してから洗い出し仕上げ
御影石の3厘のちょうどいいものが手に入ったのでこれを使用しました。




↑ 軒、上げ裏部分は
定木を飼って欠損部を補修~仕上げ




↑
屋根部分、綺麗に仕上がりました。予算の都合上全体の補修は無理だったのですが
今回屋根を完全修復したのでしばらくは大丈夫でしょう。
余談ですが、洗い出しといえば約100年前に建てられた東京駅の
「東京駅保存、復原工事」ではかなりの規模の洗い出し工事
や左官彫刻などを施工されたそうです。
戦災で焼失してしまった美しい南北のドームも今回復活し、構造も
免震構造になるそうです。
10月1日にちょうど東京駅を通過して都内に行く用事があるので、
時間があれば見てきたいと思います。

の屋根部分の補修を依頼されました。
調査すると、屋根部、本体壁は御影石の洗い出しで仕上げてあり
正面に「忠霊」と刻まれた石が埋め込んであります。
屋根部分の傷みかた、土台部分の苔の生え方からして
多分40~50年ほど前に作られた感じの塔でした。
塔本体は、軒のある屋根があるためか、ほとんど傷んで
いませんでした。

↑ 施工前全景

↑ 施工前 屋根欠損あり
計画としては、苔や汚れをケレンして洗浄し
屋根は下地モルタルを打ち直してから洗い出し仕上げ
御影石の3厘のちょうどいいものが手に入ったのでこれを使用しました。




↑ 軒、上げ裏部分は
定木を飼って欠損部を補修~仕上げ




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屋根部分、綺麗に仕上がりました。予算の都合上全体の補修は無理だったのですが
今回屋根を完全修復したのでしばらくは大丈夫でしょう。
余談ですが、洗い出しといえば約100年前に建てられた東京駅の
「東京駅保存、復原工事」ではかなりの規模の洗い出し工事
や左官彫刻などを施工されたそうです。
戦災で焼失してしまった美しい南北のドームも今回復活し、構造も
免震構造になるそうです。
10月1日にちょうど東京駅を通過して都内に行く用事があるので、
時間があれば見てきたいと思います。

by tuchikabe
| 2012-09-27 12:48
| 左官工事部